仕事と子育てが一つの線になる!自然体で前に進む充実感①
働き続ける充実感が表情に
8歳と5歳のお子さんを育てながら、フジッコ株式会社(本社 神戸市)で正社員として働く、新海泉さん(41歳)にインタビュー。長男は学童、長女は保育園に通う子育てママさんです。最初の出産が年齢的には遅めだったので、体力的には負担が大きい、とおっしゃっていました。ですが、お話の中に、働き続けることの意義や充実した日々の手ごたえが伝わってくる場面が何度もありました。
働き続ける充実感が表情に
8歳と5歳のお子さんを育てながら、フジッコ株式会社(本社 神戸市)で正社員として働く、新海泉さん(41歳)にインタビュー。長男は学童、長女は保育園に通う子育てママさんです。最初の出産が年齢的には遅めだったので、体力的には負担が大きい、とおっしゃっていました。ですが、お話の中に、働き続けることの意義や充実した日々の手ごたえが伝わってくる場面が何度もありました。
保育園の延長保育料(早朝)が通常勤務の壁に
hana:新海さんは、今は短時間勤務ですか?
新海さん:はい、9:00~16:00の短時間勤務です。通勤時間を考えると9時の朝礼ギリギリのタイミングです。朝の通勤ラッシュで電車が10分でも遅延すると遅刻することも。子供がぐずって登園が遅れるとすぐ遅刻になるという1日で一番プレッシャーがかかるのがこの朝の時間帯。復帰すぐのママが一番会社に気を使う問題です。保育園は8:00前だと早朝料金がかかるという問題もあります。
hana:気持ちはよくわかります!遅刻しそうになるとパンプスで思わず走ったり・・・。早朝料金システムというのも負担が大きいですね。
新海さん:通勤時間の長いママ、自宅と保育園、駅が遠いママは自らの希望で9:30以降からスタートするフジッコママさんもいて、会社の配慮ありがたいです。夏休みの学童も最初は不安がいっぱいでした。
hana:小1の壁、夏休み編ということですね?
新海さん:長男には鍵を持たせて、長女と一緒に先に出かけます。1年生なりたての時はこれが一番心配で(「一年生の壁」のひとつだと思いますが)「ちゃんと9時前になったら家を出ているかな?」 「ちゃんと鍵をかけているかな?」「ちゃんと児童館にたどり着けているかな?」とハラハラしながら仕事をしていました。
hana:思い出すと涙が出そうです。この時期は母子がともに一歩前に、勇気をもって歩き出すときですね。
会社の子育てママ支援施策が感謝とやりがいに
新海さん:しかも、神戸市の学童クラブは18時までなんです。17時まで勤務して、家に戻るには、無理があります。
hana:なるほど、学童保育期間は、思った以上に働くママにとっては、通常勤務が難しい時期だということですね。小学校の壁の次は、鍵っ子にするのかどうかという大きな悩みですね。
新海さん:そうですね。でも、私の会社は、下の子が小学校3年生になるまでは、短時間勤務ができるんです。あと4年あるので、本当に助かります。会社が、どんどん、働く女性のための施策を打ち出してくれることが、会社への感謝にもなりますし、仕事のやりがいにもつながります。
子育てママの目線で会社に貢献
hana:うらやましいですね。それは、社内に女性が多いからでしょうか?
新海さん:そうですね。食品の会社なので。お隣にいらっしゃる桑名取締役は、その先駆けでいらっしゃいます。子育てママの目線から、商品への意見を出すことが会社への貢献にもつながると思っています。
hana:なるほど、子育てママの目線、そして働くママの目線が加わることが、会社にとっても必要な意見になるということですね。
新海さん:はい。それでも、気を使うことが全然ないわけではありません。子どもたち二人とも突発熱が多くて、お休みすることも多く、会社にはご迷惑をおかけしました。
hana:携帯電話に保育園のナンバーが出ると、「今日に限って」と思うこともあるのでは?周囲を見渡して、切り出すタイミングに気を使いますよね。