冷えない身体をつくる夏の終わりの過ごし方〜冷えと美肌の切ない関係〜(前編)
contents
1. 夏が冷えの温床になる?
2. 夏の冷えのしくみ
3. 急がば回って、根本改善を!
4. 冬が来る前に!代謝を上げるエクササイズ
5. それでも知りたい、冷え改善レシピ
1. 夏が冷えの温床になる?
30度を超える日が続けば、アイスコーヒーやアイスクリームが手放せない日々。でも気づけば食欲が減っていたり、夜眠れなくなったりしていませんか?それは、知らないうちに我が身にはびこる“冷え”の仕業かもしれません。若いうちは野放しにできた手足の冷えも、秋も深まる頃には見過ごせないほどの不快な症状となることも。実はこの秋冷えの原因の一つが夏の過ごし方なんです。もしあなたが冷え族の一員ならば、過ぎてしまった真夏の振る舞いは笑って許して、晩夏の過ごし方には共に心して挑みませんか?
2. 夏の冷えのしくみ
ところで冷え性という言葉はよく聞くけれど、実際には冷え性という病気も陥りやすい体質もありません。“冷え”という状態は気付かないうちに自分で作り上げてしまった身体の悪癖とも言えるもの。でも、だからこそ誰でもいつからでも冷えを追い払うことができるのです。
一般的に冷えを感じやすいと言われるのは、男性より女性。その理由は、筋肉量の違いにあります。筋肉が少なく脂肪が多い傾向にある女性の身体は、男性より代謝が低く、生み出した熱を脂肪によって蓄えます。でも夏は冷たい物が頻繁に体内に入ってくるため、身体表面は暑いと感じていても内臓は冷えを閉じ込めがちに。そしてせっかく代謝によって生み出された熱は冷えた内臓を適温に戻すことに使われ、体全体を温めることができないのです。
加えて今はコロナ禍の世界。年を重ねるほどに自然と落ちていく代謝力は、外での活動が制限され、デスクワークが増加傾向にある中で、放っておけばなし崩しに衰える一方!更に恐怖なのは代謝が衰えれば、自ずと肌のターンオーバーも停滞。冷えによる睡眠力の低下や内臓疲労は美肌にも直撃。これは女性の緊急事態です。。
3. 急がば回って、根本改善を!
免疫を高く保ちたい今だから、冷えを感じたら速やかに動くのがベターです。冷えの対策には当然のことながら温めることがマスト。身体を温めつつ、熱を生むしくみを強化していくことが根本改善への近道。はい、億劫になりがちなエクササイズはこのご時世をしなやかに生き延びる女性の必修科目と心得て。
マスト1
湯船に浸かることを怠けない
真夏の間、シャワーで済ませがちだったバスタイムも晩夏には毎日一度は湯船に浸かることを意識して。こっそりと冷えていた内臓までしっかり温めることが大切。エプソムソルトは代謝アップの良き相棒。
マスト2
下半身マッスルを鍛える
筋肉の70%を占める下半身の筋肉とインナーマッスルを強化することが、基礎代謝アップへの近道。後編では、簡単エクササイズと辛い冷えの対処療法をご紹介します。
後編はこちらから