冷えない身体をつくる夏の終わりの過ごし方〜冷えと美肌の切ない関係〜(後編)
4. 冬が来る前に!代謝を上げるエクササイズ
雨が多かった今年の夏は、気づいたら夏が終わっていた、という印象も。忍び寄る冷えの季節に怯まず、臆せず、エクササイズに取り掛かりましょ。今始めれば、本格的な冬の到来前に筋肉の下準備、間に合います。
持続可能なエクササイズの秘訣はずばりシンプルなこと!画面や誌面を見ながらのメニューは時間のある時しか行えません。ベーシックなものをまずは1ヶ月地味に続けてみて。筋肉は必ず応えてくれます。前編はこちらから
ⅰ. スロースクワット 〈約1分〉
代謝を上げるのに最も効果的なのはお尻・太腿等の大きな筋肉を鍛えること。まずは基本のスクワットをマスター。
➀脚を肩幅に開き、胸の前で腕を組む。
➁膝がつま先より前に出ないよう5秒かけて太腿と床を平行になるまで膝を曲げる。
➂5秒かけて元の姿勢に戻す。➀〜➂を6回行う。
ⅱ. カーフ・レイズ 〈約1分〉
全身に血行を促す第二の心臓・ふくらはぎを鍛えて末端の冷えを解消。
➀腰幅に脚を開き、背筋を伸ばす。
➁ゆっくりと踵をできるだけ高くあげる。上体が前傾しないよう気をつけて。
➂3秒程かけてゆっくりと踵を床に下ろす。➀〜➂を10回行う。
ⅲ. プランク 〈約30秒〉
体幹を強化して基礎代謝と日常の姿勢を改善。
➀両肘を床につけ、うつ伏せになる。
➁腰を浮かせ、背筋をまっすぐに伸ばす。
➂頭から踵までが一直線になるようにキープ。まずは30秒を目標に。
ⅳ. 横隔膜呼吸 〈約1分〉
胸を大きく使う呼吸で自律神経を整えつつ内臓を活性させ、内側の冷えを解消。
➀横隔膜の周りの筋肉を手でほぐす。
➁横隔膜上の骨と骨の間を指でさする。
➂横隔膜が左右に引っ張られるよう意識しながら深く息を吸い込む。両手で横隔膜に触れて左右に拡がるのを確認すると効果的。
➃横隔膜が内側にぎゅっと閉じることを意識しながら、胸の息を全て吐き出す。➀〜➃を6回繰り返す。
5. それでも知りたい、冷え改善レシピ
根本改善が追いつかない時は対処療法をうまく使って冷えを乗り切って。
ⅰ. アロマ手浴・足浴
バスタブに浸かる時間のない時やまだ暑い季節には部分浴が効果的。オススメのアロマオイルはローズマリー、ジンジャー、ゼラニウム。2〜3滴垂らした洗面器などで10分程温めて。驚くほどホカホカに!
ⅱ. よもぎ風呂
温活の人気メニューよもぎ蒸しに使われるよもぎは薬湯にするのもおすすめ。身体の芯から温めてくれます。乾燥など皮膚トラブルにも◎。
ⅲ. チャイ・ココア
内側から温まるにはやっぱりホットドリンク。中でもチャイに使われるジンジャーやシナモンなどのスパイスやカカオには身体を温める作用が。夏の終わりから積極的に取り入れて。
ⅳ. 腹巻
身に纏う温活グッズの中でも特にこの時期おすすめなのは腹巻。まだ晩夏といえどもお腹に手を触れた時に手より冷たく感じる人には特にマストです。シルクやオーガニックコットンで快適に。
くらしのたのしみ シルク腹巻 https://www.kurashi-happy.com/SHOP/1000001.html
PRISTINE シルクコットン https://www.pristine.jp/shop/default.aspx
天衣無縫 オーガニックコットン https://shop.tenimuhou.jp/?pid=145602928
6. 冷えない身体を作る裏メソッド
冷えは万病の元というのに、私たちはどうしても冷えのサインを軽視してしまいます。靴下やカイロでなんとかやり過ごしているうちに、冷えの症状は階段を上るように深刻化。肌の不調も年齢のせいにしがちだけど、実は冷えが大元にあることは忘れがち。それに基礎体温が1度下がるだけで、免疫は30%下がり身体の不調が現れてくることはwithコロナの時代、聞き流せないお話です。
もう一つ、基礎代謝を上げる鍵は脳にあるとか。実は脳は基礎代謝の20%を消費しているそうです。脳を活性化させる、つまり新しい何かに取り組むとか新しい物や人に出会うことが実は代謝アップの隠れた秘技!脳活とエクササイズでこの冬はポカポカな身体を手に入れて。