今年のご褒美は紅葉狩り!秋旅&ステイホームの紅葉術~コロナ疲れのデトックス〜(後編)
Contents
1.今年の紅葉はどう楽しむ?
2.足を伸ばす紅葉狩りプラン
3.家で満ちる紅葉狩りプラン
4.口福で完結!リアル紅葉狩りプラン
3. 家で満ちる紅葉狩りプラン
ステイホームの号令に関わらず、家で楽しむ、家を楽しむというスタイルが定着してきたのも、ニューノーマル。ホームパーティーや家を遊びの場に仕立てるのに秀でた欧米の文化にシフトしてきたとも言えるのかもしれません。
もちろん旅行は手放せない人生の悦びだけど、今年はホーム紅葉狩りを楽しむのも新たな一手!様々なフォールカラーズをお家に取り込んでみませんか?
前編はこちらから
実はインテリアとして頼りがいのある枝もの。スペースさえ確保できれば、どんな空間にも馴染みやすく、プリミティヴな温かみを放ってくれます。生花より長持ちするし、水替えも頻繁にする必要はありません。葉が散った後の枝ぶりだけでも、鑑賞にたえる美しさ。様々なインテリアにも変身してくれます。
出典:https://hanalabo.net/2020/10/18/kouyou-edamono/
紅葉の枝ものとして何と言ってもおすすめなのはドウダンツツジ。新緑の頃からその涼しげな葉が店舗などでも人気ですが、紅葉の頃の儚い美しさは刹那を彩る無二の存在。真っ赤に紅葉していれば日持ちは短くなりますが、その分記憶に残るワンシーンを。
出典:https://nashimoto.exblog.jp
まだ薄く色づき始めた頃から淡いグラデーションの美しいヒペリカム。真っ赤になって少し丸まり始めた満紅葉期の葉っぱも魅力的。
ピラカンサやローズヒップなど、秋の実ものが頭を垂れる姿は、枝ものにも生花にも創り出すことのできない可憐な景色。実ものだけでも、枝ものと組み合わせても◎。
創造の花を咲かせれば、こんな紅葉インテリアの楽しみ方も!アートな紅葉狩りは、そのプロセスに無限の喜びが宿ります。
4. 口福で完結!リアル紅葉狩りプラン
ホームで紅葉を楽しむなら、団子のお供は必須。この季節の甘味は連れて帰るだけで、テーブルが秋の幸せに満たされます。何なら紅葉スイーツだけで完結してもと思ってしまうのは、女性だけの戯れ?
出典:鶴屋吉信 https://shop.tsuruyayoshinobu.jp
折り重なる紅葉の美しさをそのまま閉じ込めた意匠羊羹。秋の深まりとともにわずかに色味が変化していくという心に沁みる粋な職人技。
出典:二條若狭屋 https://souda-kyoto.jp/blog/00274.html
京都の老舗の気軽に口に運ぶのが憚れるような光を取り込んだフォールカラーズが美しい生菓子。手間暇厭わず丁寧に点てたお抹茶とともに頂きたい。
出典:とらや https://www.toraya-group.co.jp/toraya/products/
和菓子をもっと日常に取り入れたくなるモダンな美しさで、季節を愛おしむ和の心をくすぐるとらやの和菓子は鉄板。
出典: This is CHIFFON CAKE. https://thisischiffoncake.com
シンプルカラーで短い秋の美を表現したシフォンケーキは、誰かとテーブルを囲みたくなるテーブルの華。
気づけば師走の足音が近づく秋真っ盛り。そういえば街路樹の紅葉以外、一度も目にすることなくシーズンが終わってしまったなんて、よくあること。大人になればなるほど足早に過ぎていく時間は、四季を楽しむ日本人の心を忘れてしまいそうになります。物理的に繁忙極まっていても、心の中が忙しい時も、自分なりの方法で、無理のない一瞬を楽しめたら。四季の美しさは季節ごとに疲れをデトックスしてくれる極上のヒーリングツールです。