第1回テーマ:「子どもを預けてまで、働く意味はあるの?」 子どもたちの未来につながる仕事がしたい!まずはフリーランス 中村香苗さん(仮名)34歳(3歳児ママ)のストーリー①
フリーランスに挑戦しました
ネットニュース好きの香苗さんは、6カ月前から、自宅で「インタビュー取材の書きお越し」の仕事をはじめました。依頼があれば仕事を請ける「フリーランス」です。「失敗しないから」の大門未知子さんのような感じかな(笑)出産から3年2カ月、「おウチ大好き、ネット大好きママ」でしたが、その「得意」を仕事に。背中をおしてくれたのは、ご主人でした。
最初の3ヵ月は有料の一時預かりや行政の子育て支援リフレッシュ預かりを活用して、少しずつ、親子で仕事をする生活になれていきました。11月からは、車で4.5分の場所にある認可保育園に入園できそうだと役所から連絡が来ました。そのまま来年の4月を迎える予定です。
目標は 『最初の一歩はフリーランスで、次の1歩は取材に同行できるwebニュースの編集者になりたい』です。
中村香苗(仮名)さんは、どちらかといえばママ友付き合いよりも、ネット検索をしながら家事をしているのが好きな3歳男児のママさん。ネットニュースを深ぼり検索するのが大好き。おかげで、ニュース検定準1級を受験するほどの時事問題好きでもあります。
そんな香苗さんに「ママのターニングポイント」がやってきました。ここからは、香苗さんにお話ししていただきます。
事件です!翔平ママが契約社員に!!
主人とクイズ番組を見ていたら「香苗は時事問題に強いよね。ネットママはさすがだね」と言われ、「まぁね。圭介が昼寝している間は手も空くし、学生時代にクイズ研究会に入っていたからね」と得意そうに話していました。私・・・・。
数日後、児童館の読み聞かせ会で親しくしていた翔平君のママさんを見かけました。ところが翔平ママはスーツ姿。「どうしたの?ワーキングママっぽいよね」と尋ねると、「実はね、3月の末にガス会社の開栓申し込みの電話対応のパートに週3日3時間ずつ行っていたら、契約社員にならないかって、声をかけてもらって。それで、週5日6時間勤務をすることになったのよ」と楽しそうに話してくれました。
働くと動作が身軽になる!?
「あれ?翔平ママ、お買い物スピードが速い!」と見ていると、「じゃ、圭介ママ、同曜日の読み聞かせ会で会おうね。」とスタスタと行ってしまい、なんだか、その場に取り残されたような気持に・・・・。働きだすと動きが身軽になるんだ・・・。チュニックで隠した自分のお腹を見て
103&106の壁、パパの本音?!
翔平ママは仕事ができるんだな。見込まれて契約社員になったんだもの」そう思いながらも、なんだか沈んだ思いでした。主人は、「契約社員ぐらい働いてくれるんだったら、扶養控除103万円、年金加入106万円の壁も怖くないよ。翔平ママはラッキーだね」とワクワク口調。「香苗はネットニュースを見ていることで充実した時間を過ごしながら、子育てできているんだから、それはそれでいいことだよ」と、とってつけたように一言。
「えっ?!パパは私に本当は働いて欲しいんだ。でも、私じゃ、無理だから、って思っていたんだ・・・」そう思うとショックでしたが、言葉にはできず・・・・。
たった1日のお手伝い勤務から契約社員になったママ友
土曜日の読み聞かせ会で翔平ママに契約社員になるまでの話を聞きました。最初はたった1日の入力業務のお手伝いだったそうです。もともと営業事務をしていたので、勘がよかったらしく、すぐに「週2日、1日3時間から」と言われてパートに、そして契約社員になったのだそうです。
翔平君3歳は、自宅から自転車で5分ぐらいの場所にある認可保育園に転勤のご家庭があって「現空」状態のタイミングに申し込んだらしいのです。これまたラッキー。ついているママはどこまでもついているんだよね。